DD-WRTをLinksys WRT54Gに導入

我が家の無線LANルータは2004年ごろアメリカで買ったLinksysのWRT54Gというやつ。
自宅サーバ導入に当たって、当然ポートフォワーディングをしたいわけで、いろいろ設定をみていたら・・

むむ? なんと、WAN側にきた特定の範囲のポートの接続を特定のマシンの同じポートに振り向ける機能はあるものの、その際に別のポートに割り振る機能がない!つまりNATはできるけど、NAPTはできないってやつだ。

外部からSSHでつなぐにあたって、22番をそのままフォワードするんでも別にいいけど、ポート固定の単純なアタックを避けるためにポートは変えときたいなぁ。。

ということで、改造ファームウェアに手をつけてしまいますよー。

いや、そんなものがあるとは知らなかったんだけど、WRT54Gでグーグル検索してたら、この機種はファームウェアオープンソース化したということで画期的な製品だったらしく、そのソースを改造してパワーアップさせているすばらしい人々のコミュニティが複数あることがわかった。

そういえば、このルータ買ったとき「こいつは、いろいろできて玄人好み機種なんだよー」みたいな話をきいて買った気がする。

改造ファームウェアにはいくつか種類があるみたいだったけど、ぱっとみよさそうだったのがDD-WRTだったということで、これを入れてみました。

参考:

DD-WRT導入

まずは、機器のVersion確認から。
脚立を出して、マンションの戸棚にあるLANボックスをあけてルータについているラベルを見てみると・・ふむふむ。ウチのWRT-54GのVersionは2.2らしい。

WEBで対応状況をしらべると・・ あった。 Linksys WRT54G v2.2 対応してるぞ。
早速DD-WRTファームを落としてきましょう。

なになに?はじめてDD-WRTを入れるときはスタンダードバージョンではなくて、miniバージョンを入れろとな?それと、各機種ごとのビルドもあるけど、genericバージョンを入れろと・・ふむふむ。 こいつか。

よし、ダウンロードしてと・・

さて、ファーム更新してみよう。

ファーム更新失敗すると、あなたのルータはただの箱になります
(you may brick your router!)

なんて感じのことが書いてあってこわいけど、まあ、大丈夫だろ。

なんかいろいろ細かく更新方法かいてあるけど、要するに、WEBからアップロードしてぽちっといけばいいんだろ?

そんじゃいってみよう。ポチッとな^^

よーし、更新終わった。つないでみよう〜♪


・・・

むむ・・あれ?
(ブラウザ更新) 

むむむ・・・?
(ブラウザ更新) 

;;
たちあがんねぇぇぇーー;;

Linksys WRT54G 成仏か!?

うぎゃー;; やっちまったかー;; さっきまで元気だったルータちゃん。。Brickにしてもーた;;

・・てか、まてよ。よくよく考えると、
プロバイダ固定IP契約にして、こいつのMACアドレス登録してあるってことは、向こうがMACアドレスでの接続制限してたりすると・・

我が家のネット環境当面つかえないってこと?

MACアドレス変更手続きには数週間かかりますとか書いてあったし・・)

うぎゃぁぁ;; ありえねぇぇ・・ あほやったー;;

しかし、一応、事前に「もしファーム導入失敗してルータを壊して(Brickして)しまったら・・救済ガイド」なんてページをローカルに保存してあった。藁にもすがる思いで、読み進める。

http://www.wi-fiplanet.com/tutorials/article.php/3618616 (これだったかな?)

第1段階- LANにつないで、ping 192.168.1.1してみましょう。

 ping 192.168.1.1

(何も帰ってきませんけどー;;)

うまくいかない場合は第2段階に進んで下さい。間違ったファームウェアをアップロードしてしまったときなどがこの場合にあたると思います。

(あー・・それかも〜・・入れたファームのバージョンが間違ってたのかなぁ・・)


第2段階- これをやるとメーカーの保障はうけられなくなります。でも、どうせbrickしちゃったんならやってみる?面白いよ!
(なんやねそれ・・面白くもなんともないっす)

・・・ そんなの怖くて出来ないんですけど・・

と思っていた矢先、だめもとで何気なく、むき出しの基盤となって見る影もないルータにつながったPCにて、ブラウザに192.168.1.1と打ち込んでリターンをおしてみた。すると、なんとDD−WRTのかっちょいい管理画面が出ているではあーりませんか!

えっ?
(更新・・やっぱりちゃんと画面が出ている・・幻ではない!)

おおーーー^^

DD-WRT導入成功!

結局、ファームウェア更新うまくいってたみたい。
よくよく読んでみると、ファームウェア更新から数分間はアクセスが出来なくなるということが書いてあり、どうやら僕はその数分間をみて、「ファーム更新失敗かー!?」と早とちりしてしまっただけだったみたい。

あーよかった。

その後、快適なDD-WRTのインターフェースで次々と設定をすませ、WAN側3022ポートから自宅サーバに22番ポートSSH接続できることを確認。 

めでたしめでたし^^

あ、ちなみに、上記の復旧インストラクションは覚えている範囲で適当に書いていますので、細かいところは間違っているかもしれません。同様のことをやっちゃって藁にもすがる思いでこのページに来てしまった人は、ちゃんと原文を読んでみてね^^